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【御殿門(ごてんもん)】
高い石垣に囲まれた三千院の玄関口であり、門跡寺院にふさわしい風格をそなえた政所としての城廓、城門を思わせる構えとなっています。
その石組みは城廓の石積み技術などで名高い近江坂本の穴太衆(あのうしゅう)という石工が積んだもので、自然石を使った石組みは頑強でかつ美しく、時を経ても崩れないといわれています。
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【客殿】
西側の勅使玄関(ちょくしげんかん)から続く書院です。
客殿の各室には京都画壇を代表する画家たちの襖絵が奉納され、当時若い世代であった竹内栖鳳、菊池芳文、重鎮であった望月玉泉、今尾景年、鈴木松年といった新旧の画家たちの競演となっていました。
奉納された襖絵は、現在は宝物館である円融蔵に所蔵され、随時展示替えをし公開されています。
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【朱雀門】
往生極楽院の南側にある朱塗りの小さな門で、現在開扉は行われていませんが、極楽院を本堂としていた頃の正門にあたります。
その様式は藤原期の様式とも言われていますが、江戸時代に再建されたものになります。
参拝される前に公式ホームページにて確認をお願いします。