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【円融蔵(えんにゅうぞう)】
2006年秋に開館した、展示室を備えた重要文化財収蔵施設です。
三千院開創以来の仏教・国文・国史、門跡寺院特有の皇室の記録や史伝等、中古・中世・近世にわたって書写され蒐集された、典籍文書が多数所蔵されています。
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常設展では重要文化財の不動明王立像(ふどうみょうおうりゅうぞう)を始め、御所車衝立や融通念仏縁起、茅ヶ崎海岸図 菊池芳文筆などの貴重な彫刻・絵画が展示されています。
また特別展が行われた際は、その時にしか見られない貴重な文化財が展示されます。
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展示室には現存最古と言われる往生極楽院の「舟底天井」を原寸大に設え、藤原時代の人々が現世に往生極楽を願い、浄土思想に基づいて描かれた天井画が、赤外線カメラを使った調査により創建当時の顔料のまま、極彩色で復元されています。
極彩色の舞う天女や諸菩薩の姿が描かれた当時の往生極楽院が、極楽浄土そのままを表していると言われるのも頷けます。
参拝される前に公式ホームページにて確認をお願いします。