清水寺

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清水寺の重要文化財

  • 【仁王門】

    清水寺の正門です。応仁の乱によって焼失しましたが、16世紀初めに再建されました。幅約10メートル、奥行き約5メートル、棟高約14メートルの堂々たる楼門です。
    安置されている仁王像は鎌倉時代に制作され、京都最大級と言われる高さ3メートル65センチもある大きなものです。

  • 【西門】

    創建年は平安時代末期だと伝えられていて、応仁の乱と1629年の火災でも焼失したそうです。
    現在の建物は1631年に再建されたものです。

  • 【鐘楼】
    平安期に建造され、1607年に仁王門を通ったすぐの左脇に再建・移築されました。
    「梵鐘」は5代目で2008年に取付けられ、高さ約2メートル10センチ、裾の周囲約124センチ、厚さ13センチ、重さ約2トンあります。
    一般的に鐘楼の柱は4本で造営されていますが、清水寺の鐘楼には6本の柱があります。約2トンの重さを支えるためだと考えられていますが、遥かに重い梵鐘が吊るされた鐘楼も通常4本の柱で組まれているため、「清水寺の七不思議」の1つとも囁かれています。

    桃山建築様式のつくりで、柱の先にある獏と象の木鼻や、牡丹彫刻の懸魚、菊花彫刻の蟇股などが見所です。

  • 【三重塔】
    国内最大級高さ約31メートルの三重塔で、京都の街からよく見ることが出来る清水寺のシンボル的な存在です。創建は847年、現在の建物は江戸時代の1632年に再建されたものです。大日如来像を祀っていて、四方の壁には真言八祖像、天井や柱などには密教仏画や飛天、龍らが極彩色で描かれています。

  • 【経堂】
    1633年に再建され、2000年に解体修理されました。
    平安時代中期頃には「一切経」と呼ばれるお釈迦様の教えが記された「仏教聖典」を所蔵し、日本全国から学問僧が集まる講堂として栄えました。それ以降は記録が残っておらず、現在その一切経は現存していません。
    堂内には釈迦三尊像が安置され、鏡天井には江戸時代の絵師・岡村信基筆による墨絵の「円龍」が描かれています。
    毎年2月15日の涅槃会はここで行われ、堂内には江戸時代の絵師・山口雪渓の「大涅槃図」が掛けられます。

  • 【阿弥陀堂】
    1631年に再建されました。
    浄土宗の開祖・法然上人が念仏・常行三昧の修法を説き、日本で最初に「常行念仏道場」とした場所であることから、法然上人二十五霊場第十三番札所に指定されています。
    漆箔仕上げの「阿弥陀如来坐像」が安置されています。

  • 【奥の院】
    本堂の奥、「音羽の瀧」の真上に建っていて、本堂の全貌を見渡すことができます。
    現在の建物は、本堂と同時期の1633年に再建され、2017年に修復が完了しました。

    清水寺を創建した行叡居士(ぎょうえいこじ)と、延鎮上人(えんちんしょうにん)が修行した旧草庵跡と伝えられています。

    ご本尊の三面千手観音のほか、毘沙門天、地蔵菩薩、二十八部衆、風神・雷神と弘法大師が安置されています。

  • 【子安塔】
    光明皇后祈願・聖武天皇建立と伝えられていますが詳しい創建年代は不明です。現在の建物は1500年に再建され、約15メートルの高さがあります。
    三重塔の内部には、子安観音(千手観音)を祀っていて、名前の通り安産に大きな信仰を集めてきました。

    子安塔からは、本堂から朝倉堂、轟門、開山堂、経堂、三重塔、西門が並ぶ景観が楽しめます。

  • 【馬駐】
    日本全国でも希少な遺構として、現存しています。
    現 在の建 物は1467年から1477年に再建されたと考えられています。横幅約10メートル50センチ、奥行約5メートルと大きく、同時に5頭の馬を繋ぐことができます。
    かつて貴 族や武 士、役人など身分の高い人たちがここに馬を繋ぎ、わざわざ下馬し徒歩で参詣しました。

  • 【開山堂 / 田村堂】
    堂内には、清水寺を創建した坂上田村麻呂と、その妻の三善高子、清水寺を開山した延鎮上人、行叡居士を奉 祀しています。
    現在の建物は1633年に再建され、2006年に修復されました。繧繝彩色と呼ばれる手法で塗装が施され、丹塗りの柱と屋根をつなぐ組み物は、朱や緑など五色で彩られています。

  • 【朝倉堂】
    応仁の乱の戦火で全焼した清水寺が復興された時に、越前の守護大名・朝倉貞景の寄進により、「法華三昧堂」として1510年に創建されました。創建当初は朱が鮮やかな舞台造りだったそうですが、1633年に現 在の全面白木造りに再建されました。堂内には本堂と同様に清水寺型千手観音と毘沙門天、地蔵菩薩の三尊像が安置されています。
    洛陽三十三所観音霊場第十三番札所 。

  • 【轟門】
    1631年から1633年に再建されました。ここを通って本堂へと向かいます。
    正 面の左右両脇には持国天と広目天、背面には阿・吽形の狛犬が安置されています。

  • 【北総門】
    もとは清水寺の塔頭である成就院の正門として使われていたそうです。
    現在の北総門は1631~39年に再建され、2010年に全面的に解体修復工事が行われたものです。

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