清水寺
清水寺
きよみずでら
清水寺の名の由来の「音羽の滝」は、清めの水として古くから尊ばれてきました。
1000年以上も湧き続けているという名水で、日本10大名水の筆頭でもあります。
三筋に分かれる清水は、それぞれに御利益が有り「恋愛」「学業」「健康」の願いが叶うという事が言われていますが実は正式な言われではありません。
元々は一つの滝だったのですが参拝者の方が分かれて清水を頂けるように分けられたそうです。
ですので、どの清水を頂いても問題はなく、六根清浄、所願成就を祈願しましょう。
本堂が見えないことから、「目隠し門」の異名もある仁王門ですが、本当に目隠しをされているのは別の場所からの視線だそうです。
高所にある「清水の舞台」からは京都の街が見下ろせますが、もし目隠し門がなければある場所を見下ろすことになってしまいます。
一体どこなのでしょうか?
その場所とは「御所」です。天皇の住まいである「御所」を見下ろしてしまわないように、この仁王門が建てられたそうです。
一般的な狛犬は、口を開けている「阿形(あぎょう)」と、口を閉じている「吽形(うんぎょう)」が並んでいますが、仁王門前の狛犬は、左右とも口を開けています。
お釈迦さまの教えを大声で世に知らしめるためという説もあります。
又、この狛犬は東大寺・南大門の狛犬をモデルに造立されたと言われています。
轟門前にある「梟の手水鉢」、その台座部分には彫刻が施されています。
少し見にくいですが、下を覗き込むと「観音菩薩」と「梟」が姿を見せてくれます。