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渡月橋は836年に弘法大師の弟子の僧、道昌によって大堰川の修築が行われ、その時に架設されたのが始まりと言われる、1000年以上の歴史を持つ由緒ある橋です。
当時の橋の南には法輪寺があったため、「法輪寺橋」と呼ばれており、渡月橋という名前は後に亀山上皇が東から西へ月が渡る様子を見て名付けたと言われています。
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渡月橋は桂川の北側と中州である中ノ島公園の間に架かる、長さ約150m、幅約12mの橋ですが、1606年に角倉了以(すみのくらりょうい)が保津川の開削工事を行った際に現在の場所に架け替えられたもので、元の橋は現在の場所から100mほど上流にありました。
現在の橋は主に鉄筋コンクリートを使った近代的な構造ですが、木橋であった旧橋の意匠を継承していて、京都を代表する景勝地の風景と調和しています(*^▽^*)
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2005年に桂川の水を利用した嵐山保勝会水力発電所が整備され、それを電源とした足下灯が夕暮れ時から点灯しています。
渡月橋を照らす灯は綺麗な景観を作り出すだけでなく、このような自然エネルギーを利用した取組は、地球温暖化防止にも寄与しています。
また、12月頃には嵐山花灯路で夕方から夜にかけて橋がライトアップされ、観光パンフレットなどの写真に多用されるほか、映画やテレビドラマの撮影でも多く映っていることもあり、観光地としての嵐山を象徴する建造物となっています(*´▽`*)
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