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【ティラノサウルス】
肉食恐竜と言えばティラノサウルスが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
最大で全長14m、体重7t(推定)もある地球史上最大の肉食動物でバナナほどもある鋭く尖った歯を持ち、その歯で硬く分厚い肉をもったトリケラトプスのような恐竜でも簡単に引きちぎって丸のみにしていたと思われています。
恐竜の全盛時代である中生代・白亜紀後期(約6700万年前)に生きていた、最強で最大の肉食恐竜と言われています。
この模型のサイズは実は平均サイズと推定される大きさの約5分の3に縮小されたものです。
この模型でも十分大きいですが、実際はもっと大きかったんですね(;´∀`)
皮膚や筋肉がリアルに再現され、ロボット技術が利用された迫力ある動きをする上に音声による解説装置もあり、楽しみながら恐竜の生態や当時の環境について学ぶことができます(^_^)
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【タルボサウルス】
白亜紀後期に生きていた大型肉食恐竜、タルボサウルスの化石の復元模型です。
全長約10~12m、高さ4.5m~5m、体重が2~5tもの大きさで、モンゴルのゴビ砂漠を中心に生活していたと考えられています。
頭の骨格を見ると大きなあごに鋭い歯がズラッと並んでいますね(゜o゜)
タルボサウルスのあごはハサミのように動く作りになっていて、閉じたときに下あごの鋭い歯が、上あごの歯の内側に入り込みます。
こうした構造のおかげで動物にかみついた時に、飲み込むことができる大きさに引き裂けたと考えられます。
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【プロトケラトプス】
草食恐竜プロトケラトプスの化石の復元模型です。
トリケラトプスなどと同じ角竜の一種ですが角はほとんど目立たず、体長約2mと角竜としては小型で、この大きさでも大人です。
大きな恐竜だけでなく、小さくて可愛らしい恐竜もいるんですね(●^o^●)
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【アロサウルス】
日本で数少ない貴重な実物の頭骨化石です。
アロサウルスには「異なるトカゲ」という意味があり、それまで知られていた恐竜と背骨の形が異なることから命名されました。
中世期ジュラ紀に生きていた最大で体長約11mの肉食恐竜で、2本の後脚で歩き、前足にはかぎのように曲がった鋭い爪があり、両目の上には突起が見られます。
アメリカのユタ州クリーブランド・ロイド発掘地では、草食恐竜のカンプトサウルスやステゴサウルスなどと一緒に発見されていることから、これらを食べていたと考えられています。
一緒に発見された化石から何を食べていたかが分かるなんて面白いですね(≧▽≦)
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【サウロロフス】
大型の草食恐竜サウロロフスの化石が復元された模型です。
サウロロフスという名前は特徴的なトサカから「隆起のあるトカゲ」という意味で、たしかに頭に大きなトサカがありますね(*´▽`*)
食べていた物はシダ植物や裸子植物などの固い葉だったと言われていて、そうした植物を食べやすいように最前列の歯が摩耗すると、後列の予備の歯が次々と置き換わっていく「デンタルバッテリー」と呼ばれる構造をしています。
歯の数が多いもので、何と上下合わせて2000本になるものもいました。
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【イクチオサウルス】
魚竜と呼ばれる海生爬虫類の1種で、約2億5000万年前に現れて恐竜の絶滅よりも早い9000万年前に絶滅してしまったイクチオサウルスの実物化石です。
背骨は円盤状の骨の繋がりで尾部で下に曲がり、目の周りにある円い骨が目を水圧から守っていました。
また水中で子供を産めるようになっていて、魚のヒレと同じ働きをする手足と、尾ビレや骨のない背ビレがある魚に似た体形で体を左右にくねらせて泳ぐなど、水中での生活に適応した姿になっています。
復元図がすごくイルカに似ていると思われるでしょうが、その通り魚竜はイルカの御先祖様だと考えられています。
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【恐竜の卵】
この細長い卵は、マニラプトル類のものと考えられている復元模型です。
昔の動物の卵が化石化したものを卵化石(らんかせき)と呼び、珍しいですが卵の中で成長した状態で化石になる場合もあります。
体が大きく強そうな恐竜も、鳥やトカゲや蛇と同じように卵から生まれました。
モンゴルや北アメリカなどから恐竜の卵が10種類以上も発見され、恐竜の生態を知るうえでとても貴重なものです。
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【アジアゾウ】
2001年4月17日に享年21歳(人間に換算すると46歳)、都市動物園で呼吸不全により亡くなった、メスのアジアゾウの「友(トモ)」の骨格標本です。
この骨格標本を見てゾウだと分からない人も多いのではないでしょうか。
ゾウと言えば長い鼻が特徴ですが、実はゾウの鼻は上唇と一緒になって伸びた筋肉が発達したもので鼻に骨がないのです。
よく伸び縮みするし、口・手・腕・指の働きもし、水を吸い上げて口に移して飲んだり、とても器用に動きます(^v^)
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【化石トンネル】
大昔の生き物はどのように生きていたか、生命の誕生から現在に至るまでの生き物の歴史を化石を通して学べます。
化石は地層の上から見つかったもの程新しい時代の生き物で、逆に地層の下のものが古い時代だということが分かり、「地層塁重の法則」と呼ばれています。
また、「示準化石」と呼ばれる化石を基準にして年代を分類して、「示相化石」と呼ばれる化石からその年代がどの様な環境だったかを推測します。
こうした調査を色々な場所ですることで、昔の地球がどんな姿だったかが見えてくるわけですね(*^▽^*)
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【貝標本・甲殻類の標本・漂着物】
珍しい貝や美しい貝、大きい貝、陸にすむ貝などが展示されています。
一口に貝と言っても、色々な形や色をしていますね。
渦巻状や細いとげがいっぱい生えている面白い形をしているものがあると思ったら、原色の鮮やかな色を持っていたり、きれいな模様や艶があったり、驚くほど大きい貝がいたり全然姿が違います。
そんな貝は何と数十万種類もいます。
かなり多いですね(゜o゜)
種類がとても多い貝ですが、中には世界で数個しか見つかっていないとても珍しい貝もいて、何とそんな希少なものが展示されています。
是非この展示されている中から見つけ出してみてください。
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【水の生き物】
水中や水辺に住む生き物が展示され、鴨川・海の磯・潮間帯の3つの水槽があります。
鴨川の水槽では上流(雲ヶ畑付近)と中流(出町付近)を、海の磯の水槽は三重県志摩市にある京都市野外教育センター奥志摩みさきの家付近の磯をモデルとして作られています。
潮間帯の水槽はどのような生き物が潮上帯・潮下帯のどの場所にいるのかが、ボタン一つで簡単に調べられるようになっています。
水の生き物はちょっとした水温や塩分、溶け込んでいる酸素の違いで棲み分けがされています。
そうした水の違いでその場所に住む生き物がどれくらい違ってくるのか、分かりやすく展示されていますので違いを見比べて見てください。
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【昆虫】
美しい色合いや模様を持つ「チョウ・ガの仲間」や子どもたちに人気のカブト・クワガタを中心とした「甲虫の仲間」、キラキラと不思議な輝きを放つコガネムシなどが展示されています。
昆虫を間近に見られるのでどんな姿をしているかをじっくり観察できますし、
チョウのコーナーではパネルや映像、模型、ジオラマなどが使われていて楽しく学べるような工夫もされています。
普段気が付かなかった姿に気が付いたり、知らなかった生態を知ることが出来ます(*^▽^*)
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【いきもの研究室】
地球に生きる様々な生き物や科学センターの屋外園で観察できる動植物などについての標本を観察できます。
標本は市民の人たちから寄贈されたものや、職員の人が手作りしたものも多くあります。
標本を作るのは難しいと思われるかもしれませんが、少し研究をすれば小学生や中学生でも作ることができます(^_^)
いきもの研究室の標本は色々な生き物の種類や体のつくり、形、大きさ、色などが分かるように教材用として展示されていて、新しいものに交換したりラインナップが変わることがあります。
気になる方は定期的に覗いてみてはどうでしょうか。
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【人間万華鏡】【曲面鏡】【パタノスコープ】【波面鏡】
普段私たちが鏡で自分の姿を見るとき、鏡で反射した光を見ています。
この時に鏡の向こう側に自分がいるように見えるのは、反射した光がそこから出てくるように見える進み方をしているからです。
鏡の向こうに居るもう1人の自分は虚像と言い、私たちが鏡に自分の姿を映すときは,この虚像を見ているのです。
また、鏡の面の形によって光の反射の仕方が変わり、それにともなって虚像が大きくなったり、小さくなったりします。
形の違う鏡を使って、それぞれで反射がどう変わるか見比べてみて下さい、仕組みが体感的に理解できます(^v^)
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【ボールコースター】
ハンドルを回してレールの上まで運ばれたボールが、落下するときのスピードの変化や、クッション作用、衝突などの現象による変化が観察できるコーナーです。
ボールをある高さまで持ち上げるとボールはエネルギーを持ちます。
高いところから落ちていくに従って、ボールのスピードが変化します。
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【地震について】
この機械では過去に日本で実際に起こった地震の揺れが体験できます。(前後・左右・上下の3方向に揺れます。ただし震度6と7は危険なためディスプレイによるグラフ表示のみとなります)
地震は幾つかのプレートに分かれた地殻が互いに動いて、ぶつかったりして変形したものが元に戻ったり、壊れた時の振動が伝わってきたものです。
日本に地震が多いのは、この分かれたプレートの境界線が近くにあるからなのです。
地震は危険なものです。
この体験マシーンを使用するときも、しっかりと注意事項を守って安全に体験してくださいね(^v^)
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【フーコーの振り子】
フーコーの振り子はフランスのレオン・フーコーが考案し、1851年にパリのパンテオンで実験が行われました。
自転運動する物体の上で、長い弦の振り子を振らせると、次第に振動方向が変化していくことから、地球が自転をしていることが示されました。
展示されているのは長さ約8mの振り子で、午前9時に赤い線に沿って振らせると自然に振動方向が変わっていきます。
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【ヒトの心臓について】
模型と映像を使って、ポンプのように縮んだり、元に戻ったりして体の隅々まで血液を循環させる心臓の仕組みを知ることが出来ます。
模型では黒色のハンドルをゆっくり回すと、血液がどのように流れているか見ることが出来て、横にあるマイクは自分の心臓当たりに当てると、心臓の音がスピーカーからドクドクと聞こえてきますよ。
また、心臓からの信号では手すりを握るだけで自分の心電図を見ることができます。
映像コーナーで心臓の仕組みを学んでから模型と心電図を使うと、より心臓のことについて知ることが出来るでしょう。
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【ヒトの肺について】
ヒトの肺の中の肺胞を拡大した模型です。
この模型にはセンサーがあって、ボタンを押してからセンサーに息を吹き掛けると、吐いた息に含まれている二酸化炭素の濃度がグラフで表示されます。
あなたの吐いた息に二酸化炭素はどれくらい含まれているでしょうか(*^^*)
平均的に吸う息と吐く息に含まれているのは
・吸う息が酸素:20.95%、二酸化炭素:0.04%、窒素:78.09%、水分:空気の湿度と同じ
・吐く息が酸素:16.6%、二酸化炭素:4.4%、窒素:78.09%、水分:飽和(100%)
です。