仁和寺の桜は金堂前に染井吉野、鐘楼前にしだれ桜などが咲きますが、その中でも特に中門内の西側一帯の「御室桜」と呼ばれる桜の林が遅咲きで有名で、1924年に国の名勝に指定されました(^v^)
江戸時代の頃から親しまれて多くの和歌で詠われ、また江戸時代の儒学者の貝原益軒が書いた、京都名所の案内書の『京城勝覧』(けいじょうしょうらん)でも、「春はこの境内の奥に八重桜多し、洛中洛外にて第一とす、吉野の山桜に対すべし、…花見る人多くして日々群衆せり…」と記され、吉野の桜に比べて優るとも劣らないと絶賛されています。