福知山城
福知山城
ふくちやまじょう
福知山城は初代城主である明智光秀が1579年頃に築きました。
城主が変わっていく中改修と増築が進められ、江戸時代の有馬豊氏が城主の頃に完成したとされています。
福知山城は城郭及び城下町周辺を堀で囲み、それらを一体的に構築した「惣構え」の平山城です。
福知山城は3層4階の望楼型の大天守と2層の小天守を持ち、北近畿で唯一の天守がある城です。
また、築城当時から残っている転用石を多用した、個性豊かな石垣も魅力の一つです。
初代城主明智光秀は織田信長の家臣として功績をあげていましたが、「本能寺の変」と呼ばれる謀反を起こし、「山﨑合戦」の後に討たれるという最期を迎えます。
しかし、福知山では善政を敷いていたようで、今でも明君として親しまれています。
【福知山城ハートスポット】
福知山城の石垣にはハートに見える石が複数あります。
明智光秀は、結婚直前に疱瘡にかかり、左頬にその跡が残ってしまった煕子を気にせずに妻に迎え、夫婦仲が非常に良かったそうです。
そんな明智光秀の家紋である桔梗の花言葉は、「永遠の愛」「変わらぬ愛」です。
カップルで見つけると、より愛が深まりそうですね。
【瓦一枚運動】
1873年に廃城令により天守周辺の石垣や銅門を残し、福知山城の大半が失われてしまいました。
しかし、1986年に瓦一枚分3000円を一口として、約8500人が合計約5億円を寄付した「瓦一枚運動」により、絵図資料を参考に大天守と小天守が再建されました。