《日室ヶ嶽の遥拝所》
内宮から天岩戸神社へ向かう山道の途中、日室ヶ嶽遥拝所(一願さん)という場所があります。
日室ヶ嶽を最も優美な姿で遥拝できる場所であり、ここで願をかけると必ず成就するという「一願成就」の風習が伝えられています。
この日室ヶ嶽は、ピラミッド型をした円錐形の山で、天照大御神が降臨した山と言われています。
日室ヶ嶽は、標高427mで麓からの比高差300m程の低山ですが、その優美な三角形の稜線がひときわ目立つ聖山であり、山の東斜面は禁足地とされているそうです。そのこともあり、人の手が全く入っていない自然林が残り、岩戸山原生林として京都府の保全地域に指定されています。