伏見稲荷大社
伏見稲荷大社
ふしみいなりたいしゃ
【「お山めぐり」コース】
奥社奉拝所から先へ進むとお山めぐりが本格的にスタートです!
往復2時間以上はかかるので気合を入れて行って下さいね!(歩く速度によって異なります)
(お山巡りとは:簡単に言うと稲荷山にお塚がありそのお塚を参拝して巡る事です)
【熊鷹社・新池】
参道を進んでいくと「熊鷹社」があります。
「熊鷹社」は勝負事をする時にお参りをする人が多いと言われています。
この「熊鷹社」でお参り・願い事等を済ませ、
新池で2拍手すると幸運を示す方角からこだまが返ってくるとか。
【大松大神】
三ツ辻を越え少し進むと「大松大神」というお塚があります。
鳥居の奥を見てもらうと分かりますが、お塚がひょうたんの形を
している事からお酒の神様として崇められています。
【三徳社】
さらに少し進むと三徳大神を祀る「三徳社」があります。
三徳とは、「衣」「食」「住」に関するご利益があるとされて
いるそうです。衣食住は生活していく上で必ず必要な事なので参拝
しておきたいですね!
【四ツ辻】
四ツ辻からは京都市南部から西の景色を展望できます。
ここから時計回り、反時計回りに道が分かれますがどちらから回っても四ツ辻に戻ってきますよ。
正規ルートは時計回りのようなのでここからは時計回りのルートで
案内致します。
※上段写真が四ツ辻からの撮影。下段写真が三徳社と四ツ辻の間。
【眼力社】
「眼力社」は眼の病が良くなるや、先見の明・眼力を授かるというご利益があるといわれています。そのため、「眼力社」へは相場関連・経営者・商売人等の関係者が全国から多くお参りに来られるそうです。
「眼力社」の手水は狐が稲荷山から駆け下りているのをイメージしているそうです。
【御膳谷奉拝所】
「御膳谷奉拝所」はお山の神々に神供をするところ。いわゆる食事を差し上げる場所との事です。
現在でも祈祷殿にて神職が朝と夕方にお山の神々にお供えをしているそうです。
祈祷殿の奥に「御饌石」と呼称される石があります。
この「御饌石」は神様に食事を捧げる食事台となっており毎年1月5日に行われる「大山祭」にて中汲酒(なかくみざけ)を盛った斎土器(いみどき)を供え、五穀豊穣・家業繁栄を祈願するそうです。
【薬力社】
「薬力社」は無病息災・身体健康のご利益があるといわれ多くの人が訪れる場所です。
「眼力社」と同様に健康を願う人たちがお参りをするのでお山めぐりをされる方はほとんど立ち寄るのでは・・・・。
また、医学技術向上や商売繁盛のご利益から医師や製薬会社等、医療関連の方も多く訪れるようです。
【御劔社(長者社)】
御劔社は謡曲「小鍛冶」で三条小鍛冶宗近が稲荷明神のご神助によって、名刀「小狐丸」を鍛えたといわれる「焼刃の水(宗近の井戸)」が社殿の左奥にあります。そして「劔岩(雷石)」が社殿の奥にあります(近くでみると迫力があります)。
「劔石」は異形の僧がこの地を訪れ、霊力をもってして石に雷を縛り付けたとあるそうです。
どちらもパワースポットとして人気で訪れる人は多いそう。
【山頂 一ノ峰】
山頂(標高223m)である一ノ峰の上之社には「末広大神」が祀られています。
末広社ともいわれ人気・芸能指針の英知を受けるとされていますが末広がりにかけて商売繁盛の御加護も受けるとされているそうです。
「末広大神」の神様は山頂に祀られているだけあってパワーがあると思います(*´▽`*)
ただ、山頂ですが京都の街を眺める事は出来ないのでご注意を。
ここでお参りをしたら下り(下山)です(^^)/
【二ノ峯】
二ノ峯の中之社は青木大神として祀られているのですが佐田彦大神とも言われています。佐田彦大神といえば道開きの神様ですので新しい事を始めるや道に詰まっている時にお力添えをしてくれると思います(*^^*)
【間ノ峰】
間ノ峰には荷田社がありここは伊勢大神と崇められています。
また、神域入り口に建つ石鳥居は、全国でもとても珍しく額束の両側に合掌状の破風扠首束(さすつか)をはめた特異な形をしています。
【三ノ峰】
三ノ峰(下ノ社)は白菊大神と崇められています。
この三ノ峰からは大変貴重な変形神獣鏡が出土し、現在は京都国立博物館に出陳されています。
三ノ峰を越えると四つ辻へ戻りお山巡り一周となります。