八坂庚申堂
八坂庚申堂
やさかこうしんどう
八坂庚申堂は、中国の道教由来である庚申信仰の霊場として古くからまつられてきました。大阪四天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂(現存せず)と並び日本三庚申の一つです。
浄蔵貴所が一般の人にもお参りできるようにと、960年に建立しました。現在のお堂は1679年の再建です。
庚申信仰とは、中国の道教の説によると、人間の体内には三尸(さんし)虫がいて、庚申(かのえさる)の夜に眠っている間にこの三尸が体内から抜け出て天に上り、天帝のその人の罪過を告げ、命を奪うとされたことから、寝ずに戒慎して諸善をおこなうものと伝えられ、この徹夜が守庚申と呼ばれています。
日本での庚申信仰は、三尸説と日本の伝統的な信仰や習俗との習合されたものと広く言われているところで、庚申信仰が隆盛になると、青面金剛童子のお使いとして見猿、言猿、聞猿とともに庚申さんと呼ばれるようになったそうです。
境内には至る所に可愛い置物やちょっとした目を引く演出がされています。
カラフルなくくり猿に目が行きがちですがちょっと回りにも注目してください(*^^*)
①「左上の写真」は灯篭に飾られたお祈り?をしている可愛い動物たちがいます。隣で一緒にお祈りをしながら写真なんてのもありですよ!
②「右上の写真」は小さなお地蔵さん。最初からおられると思われるお地蔵さんの間にも別のさらに小さなお地蔵さんが。
③「左下の写真」は干支の瓦が置かれています。なかなか珍しいんじゃないでしょうか(^^)/
④「右下の写真」は小さなたぬきの置物たちと仲間?